沸騰空穂葛日記

マンガ・アニメ、映画、舞台などの感想を中心に(予定)。フェミニズム、教育・育児ネタなども?

2009フランス旅行記というより余談と、アニメ「まりあ†ほりっく」感想

<<2009年フランス旅行(JTBツアー「パリから行く小さな旅」)>>
一日目

二日目の午前はパリの真ん中を流れるセーヌ川の中にある島、シテ島の観光でした。まずはサント・シャペル見学から。裁判所と同じ敷地内にあるため、入るのに手荷物検査が必要で、しかも入り口が小さいので、朝一(9時半から入場開始)で列に並びました。しかし、外国人は横入り・割り込みが得意で、日本人はなぜか並んでいるのに追い越される始末(^_^;)。やっと15人のツアー客がそろったところで観光開始。サント・シャペル(要は古い教会)の中に入る前に、ガイドさんが外観について説明してくれました。
ガイドさん「そこに魔物の像がありますね。それはガルグイユといって、魔除けなんです。」
私(……ガルグイユ???……ああ、ガーゴイルか!)
このガイドさんだけじゃなく、他の現地日本人観光ガイドさんも、みなさん外来語をフランス語訛りで説明なさるので、聞いていて一瞬とまどうことが多かったです。
さて早速ですが、ここから余談に飛びます(笑)。私的にガーゴイルといえば、この人(?)。

このジャケットに使われているガーゴイルは、これから観光する予定のノートルダム大聖堂のもの(たぶん)ということを思い出し、微妙にテンションが上がるラルク好きな私。ここでツアータイトルは「パリから行く小さな旅〜ラルクのおもかげ〜」に変更(脳内)。というか、ファンのくせに気付くのが遅いよね。「ラルク写真集@パリ」なんてものも出てるのに。→(M-ON! BOOKS - エムオン・エンタテインメントの出版情報サイト)(Twin Casino)受注生産ってことで、現在は販売されてません。……で、落札しちゃったよ、オークションで。。。なんだろうか、この敗北感(^_^;)。というか、行く前に買って現地で聖地巡礼するのが正しい楽しみ方だった気もするが、まぁ気にしない気にしない。今だからこそ十二分に楽しめるんだよ、うん。
しかし、ノートルダム大聖堂は、正面と内部は見学しましたが、上には登らなかったので、上記のガーゴイルさんにはお会いできず(あんなデッカイ建物の中の一匹なんて、外からじゃ絶対見つけらんないって)。自由行動の日に登れば良かったな……orz
そんなわけでL'Arc〜en〜Cielのファンである私ですが、フランスを歩いてたら、ラルクとかシエルなんて単語には、犬も歩けばの勢いで遭遇する訳ですよ。で、そのたびに、微妙に動揺するわけですよ。隣にいた夫は気が付いてないと思いますが。たとえば、凱旋門は仏語で「Arc de Triomphe」で、それに冠詞(だよね?)がついたL'Arc de Triomphe 〜というのを見てしまったりとか。(ちなみに凱旋門はパリに三つあるのですが、エトワールの凱旋門「Arc de Triomphe de l'Etoile」というのがいわゆる有名なアレです。)シエル=空なんて単語も、その辺に転がってるしねぇ。でも、(ってことは、L'Arc-en-Cielって「虹」って意味らしいけど、直訳すると本来は「空の門」になるのか〜?)と思った瞬間に浮かんだのは「あーめーのーきーさーき、てーんーのーも〜んー♪(天の后、天の門)」という聖母マリアをたたえる聖歌(ルルドの聖母)の方でした。うーん、おかしいな。
で、「あめのきさき」といえば、現在放映中のアニメ「まりあ†ほりっく」。ミッションスクール「天の妃(あめのきさき)女学院」でくりひろげられる「百合趣味少女×女装ドS少年の、超絶ハイテンションラブコメディ」です(公式サイトより)。しょっちゅう「女同士で交際なんてあり得ない」とか「ヘンタイ」とか、その筋的には問題のある(笑)台詞が多いですが、そんなこたぁどうでもいい。この作品のメインは、恋を夢見る乙女の妄想っぷりです。おもしろすぎます。運命の人(美少女)と出会うために転入してきた主人公・かなこが、美少女に囲まれてウハウハしたり、男装の麗人系のオモシロ美人に護衛という名のストーキングをされたり、とっても可愛らしい超お嬢様(のフリをしている女装男子)「マリア」に罵倒されたり、いじられたり、もてあそばれたりと散々な目にあわされながらも、マリアの美少女な容姿にだまくらかされて、ついウハウハしてしまったり、でも本当は男だというのと思い出してジンマシンが出てしまったりしながら、楽しい寮生活(withマリアさん)を送るというストーリーでございます。でも、作中ではいろいろ言われてますが、主人公のかなこさんって全然ヘンタイじゃないと思うのよ。腐女子含む)オタクって、男女問わず、こんなモンじゃないか?これはこれで問題発言か?(笑)
OPとEDも素晴らしいです。つーか、次回予告の代わり?の、あの「おまけ」……いったい何なんだ……
キリスト教なネタも多くて、そっちも笑えます。アクセサリーは禁止だけど「おメダイ」ならOKなんていうのも、私が通ってたカトリック系女子校と一緒だなーとか。「おメダイ」が「マリア様ファンクラブ会員バッヂ」って……!(笑)そうだけど……!そうなんだけど……!!(笑)
えー、「おメダイ」というのはですね、昔パリの修道院聖母マリアが出現して「こういうものを作りなさい」と言われたという、聖母マリア像が彫られているペンダントみたいなもんです。で、その聖母が出現したという「奇跡のメダイ教会*1には、時間がなくって行けませんでした。行ったら、中高時代*2の友人たちに一つずつ買って帰ろうかと思ったんですけどね。その頃に日常的に目にしてた友人たちだったら、有難味があろうかと。さもなくば、ただのちゃちいペンダ……(げほごほ)
しかし、ラルクだとか「まりあほりっく」だとか俗念にまみれてる割に、観光してきた場所だけならカトリック信者の巡礼みたいだなぁ(笑)。あ、「マリみて」は観てません、ごめんなさい。
それにしても、フランス人も日本人も、マリア様が好きだなぁ。イエス様はどこ行った(笑)。

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*1:不思議のメダイ・不思議のメダルと書いてあるガイドブックもあります

*2:ちなみに私が行ってたのはフランスに本部がある修道会が設立した学校(の地方の姉妹校)で、私のお祖母ちゃんが通ってた頃はフランス人のシスター(修道女)もいらっしゃったらしいです。