沸騰空穂葛日記

マンガ・アニメ、映画、舞台などの感想を中心に(予定)。フェミニズム、教育・育児ネタなども?

大槻教授は相変わらず素敵!そして、今をときめく茂木健一郎氏への批判。

http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/61_b1a6.html
月刊『テーミス』6月号には、この『科学者』への批判記事が大きく掲載された。
いまやオカルト研究者?!
脳科学者・茂木健一郎へ噴出した「批判」
江原啓之を持ち上げ恐山で口寄せして貰う売れっ子学者への疑問を投じたが−
こんなタイトルである。
(中略)
茂木と大槻では科学的態度はまったく逆なのだ。だからこそ、江原とあわせて茂木をも批判したのだ。

http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/63_4117.html
特にうれしかったのは石浦教授が、
『大槻は体を張ってオカルトと闘ってきた知識人、見ようによっては怪しい人物。。。』
と褒め上げてくれたことでした。

大槻教授、相変わらずですね〜。嬉しいわ〜!大昔にテレビ番組で大槻先生が「火の玉は霊魂ではない」って実際に火の玉を実験で作って証明したのをみて、「科学者ってスゲェ!カッコイイ!」と思ったんですよね。ただオカルトを頭ごなしに否定するだけじゃなくて、それを科学的に立証・証明してみせるっていうのが、さすが科学者だなぁと。
まぁ、『江原スピリチュアルの大嘘を暴く』 なんて本を出してらっしゃいますが、正直言って、そんな事をわざわざ言わなくたって、みんな嘘(ファンタジー)だって知ってて楽しんでるんだし、最近たまたま「オーラの泉」をみたけど番組自体「科学的根拠はない」「あくまでもヒント」みたいな断り書きまでしてたし、それが”事実”でなくても、脳みそはいい加減だから”真実”だと認識してしまうのが面白いよね、ってだけの話じゃない?とは思う。それでも、科学者じゃない多くの人たちに向けて「科学ってのは、こういうもんなんだよ!」って訴え続けてる先生は、やっぱりカッコイイと思うのです。

http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/52_2aa2.html
オカルト批判も科学教育・科学の普及の一環と理解してやっているわけです。

で、江原さんはともかく、茂木さんが「科学者」って名乗るのには、私も微妙な心持ちがいたしますです。はい。

月刊『テーミス』6月号:茂木批判記事 全文掲載
クオリアの解明は意識の解明につながる。しかしながら意識の問題自体は独我論と同様で論証も論駁も不可能だ。つまり、厳密に記述することができない。記述できないものは科学の対象にはなり得ない」(斎藤氏)
 茂木氏はそこをわかっていないはずはない。だが、自らは脳科学者と称して、この実験や表現が不可能な分野で積極的な発言をしている。
「そこが怖い」と大槻氏がいう。
「茂木氏が理学博士と名乗り、NHKがそう紹介し、一般の人や子どもから尊敬されたり彼らに影響を与えたりしている。肩書の影響力は大きい。その彼が科学者らしからぬオカルト研究家に実質的になっている。そこが問題だ」

書籍出版 双風舎:【連載】「脳は心を記述できるのか」」では、「斎藤環茂木健一郎の往復書簡」になるはずだったものが公開されています。「私はクオリアはオカルトであると確信しているわけではない。オカルトではないかとの疑問があるので往復書簡を始めた。『茂木さん、オカルトでなければきっちり論駁してください』というつもりだったが、書簡が返ってこないところをみると、痛いところを衝かれたのだろう。」だそうです。
以前、執事喫茶の無断撮影&オタク女子への侮蔑で問題になっていた某雑誌の記事に「クオリア」だったか「アハ体験」だったか、茂木用語が出てきて、余計にゲンナリしたんだけれども、アレか、それがスイーツ(笑)ってヤツなのか?大槻教授はスイーツ(笑)と戦ってるんだな?たしかにスイーツ(笑)は、江原さんの言うことも疑いもせずに信じ込みそうだ(イメージです)。まぁ、この「スイーツ(笑)」って言葉、ミソジニー(女性嫌悪・女性蔑視)な意識を感じるので、あんまり使うのはどうだろうとも思うわけだが、ともかく。
ま、私の茂木さん像は、所詮「人として、あんまり好きじゃない」ってのがイメージの発端になってるので、それもそれで科学的でないけれどもどーよ?って感じではありますけどね。