沸騰空穂葛日記

マンガ・アニメ、映画、舞台などの感想を中心に(予定)。フェミニズム、教育・育児ネタなども?

フィーリングの英語、こころの古文、カンの漢文

タイトルは、高校の頃に友人と作った標語です。いちいち細かい文法なんて覚えてられっか!と(笑)。
で、その勉強法が正しかったことが証明されました。(えー)

オンライン書店ビーケーワン:ハートで感じる英文法NHK3か月トピック英会話 ハートで感じる英文法 (語学シリーズ)
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今日から四日間、スペシャル番組が放映されます。
ということで、本日放映の第一回放送を見ました。

aboutは「(何かの)まわりに、ぐるりとある」イメージだから……He comes about 9 o'clock.は9時ちょうどのまわり、つまり「(いつも)彼はだいたい9時に来るよ」だし、a book about Englandでイングランドにまつわる本・イングランドについて書いてある本となる。

現在完了形は「過去から迫ってくる感じ(そして、今ココにある)」だから、The plane has arrived.だと「ほら、(いま)飛行機が到着したわ!」という感じで、The plane arrived yesterday.だと「昨日着いたんだよねー(遠い目)」という感じ。Don't sit the bench! I've just painted.は「そのベンチ、座っちゃダメ!塗ったばかりだよ。」で、What did you do last weekend? I painted the bench.は「先週末なにしてた?」「ああ、ベンチにペンキ塗ってたよ。」

toは「行った先の何かまで含む・たどりついてる感じ」だけど、forは「行こうとしている感じ」だけを表している(結果までは含まない)ので、I went to London.だとロンドンに行ってるけど、I left for London.だとロンドンに向けて旅立っているけど着いたかどうかはわからない感じになる。listen to〜だと話されていることがちゃんと聞こえている・聴いている感じ、listen for〜だと聴こうとして耳を澄ませる感じ、listen in〜だと誰かが話している中に(勝手に)入っていく感じだから盗聴することになる。

というような事を解説してらっしゃいました。改めてイメージを言語化・具体化されると「おおー!すげぇ!そっか!」と思うのですが、でも私の頭の中では前からそういう捉え方になっていたような。というか「現在完了は明確に過去を示す言葉(yesterdayなど)を文中に入れられない」だの、現在完了の結果的用法だのなんだのかんだのなんて言葉を、いちいち覚えなかったので、結果的にそういう覚え方・捉え方にしかならなかったというか(^^;でも、この番組は、ある程度英語を勉強してきている人間向けですね。文法を咀嚼する番組であって、一から覚えることを前提にはしてないです。
古文だと助動詞「き」「けり」なんかは、同じようにイメージでつかむと区別しやすいんじゃないかなぁ。


そんな感じで、最近は塾講師やってます、英語の。英語は専門じゃないんですがねー(^^;。とりあえず、上で説明しているような英単語をイメージで把握することと、辞書を引くクセを身に付けてもらうことを目標にして教えてます。というか、辞書を引く行為ってイメージで覚えることにつながるんじゃないかなぁ。ひとつの英単語に、いっぱい日本語の意味が書いてある訳で、それを覚えようと思ったら、イメージでつかむしかないんじゃないかと。onとaboveの違いとかも、辞書を引いたら、ちゃんと違ったイメージを持てると思うし。ってか、上級者向けの良い辞書なら単語をちゃんとイメージで説明してくれてるんじゃなかったかな。似た意味の単語について「Aはこんな感じでBはこんな感じです」とか。