沸騰空穂葛日記

マンガ・アニメ、映画、舞台などの感想を中心に(予定)。フェミニズム、教育・育児ネタなども?

むしろ子供って親の面倒を見なきゃならないんだけど?とかね。

Anno Job Logさま経由で読んだ、こちらの記事について>> http://www.medical-tribune.co.jp/ss/2006-2/ss0602-3.htm <<思ったことを一つだけ。

土肥 ある当事者の親の話を,又聞きですが,「この子が生きている間は私が面倒見てあげる」「SRSの費用も出します」と言うんですよ。子どもが自分の人生をどう切り開いていくのかとか,それを見守ろうといった意識が希薄なんです。
(中略)
土肥 だって,本来,親が子どもの将来まで面倒みるものではないだろうと思うんですよね。「この子がどう生きてくか」という,親の思いはあるにしろ,子どもが自分で道を切り開いていくわけじゃないですか,本来は。でも,そういうふうな感覚が非常に希薄な親がいる。

編集部 性同一性障害という病気である,という認識からきているんでしょうね。重い病気をもつ子どもの親と似ている。

いやいや、健常児・者の親でも「この子は(いつか私の手を離れて)自分の力で生きていくことになるんだわ」って思えない人は、たっくさんいます。「この子が、いつか独り立ちした時に、この社会を生き抜いていけるように育てよう」なんて、ほとんどの親が思ってません。むしろ「この子は私の分身・私の一部」って(無意識に)思って、親の自己実現のために子を育てるパターンが圧倒的に多いというのが、私の感触です。単に私にとっては「そう思ってれば腹は立たねぇ」ってことなのかもしれませんが(^^;。いや、むしろ腹が立ってるってことか?どーだろ。
まぁ、そんなだから、子供が病気なんてしたら、それは「子供の病気」じゃなくて「私の病気」なんですよね。だから自分にとっての不都合を取り除くために、全て自分が面倒を見れば良い・お金を出して解決し(てあげ)よう、ってなっちゃうんじゃないでしょうか。病気じゃなくて非行でも不登校でもひきこもりでも、親なんてのはそんなものかと。あと、自分が老いて死んでいく存在であるってことを忘れちゃってるってのもありますよね。いや、いちいちそれを意識して生きている人も、なかなかいないでしょうが。

記事全体を読んだ感想としては。私には最初「自分は性同一性障害でしょうか? 診断してください。もし性同一性障害であれば,ホルモンを使いたいです」という訴えを精神科医にすることが、何故「はあー!?」という反応になるのかわかりませんでした。読み進めて、やっと理解しましたが。うーん、そのこと以外にも、いろいろと違和感を感じるところがありました。何がどう、っていうと難しいんですが。なんだろう。
私の「性」に対する気持ち?受け入れ方?が特殊なのか、それとも若い世代ってことなのか。むしろオタクってことなのか(笑)。いや、あると思いますよ、オタク的・腐女子的な「性」って。
ともあれ、精神科に受診するハードルが低くなってるんだとしたら良いことですね。<論点違ってるってば つーか、一つだけって言ったのに一つだけじゃないし。あは〜ん。