- クラス名簿を男女混合にする。
私の出身大学の名簿は男女混合だった気がしますが。何がマズイのかわからん。というか分けたらどんなメリットがあるんだろう。
- 男女の呼称を「さん」に統一する。
私が小学3〜4年の時のクラスは、男女とも「さん」で呼んでました。担任の先生*1に「社会に出たら、性別に関わらず、目下は「君」付け、同僚は「さん」付けになる。「さん」付けに何のおかしいことがあろうか。」というような事を言われて、「あぁなるほど〜」と思った覚えがあります。ってか、この話って今からざっと20年前ですよ。20年前から状況は全く変わってないってことですよね。なんてこったい。
ちなみに、どこだかの高校の教科書(教材だったかなー)では「A君」という表現は「Aさん」に直されてました。
- 「男女」の名詞を「女男」に変える。
そんなん、どっちでもいーじゃん。どうでもいいけど、女男って書くと女偏の一つの漢字みたいだな。……と思ったら、ホントにそんな字があったよ。娚(=めおと)だそうです。ということで「男女」の方が「めおと」と間違わなくて良いかと。
- スカートは最も「女らしい」服装なので、制服からスカートを廃止しようとした。
廃止することはないんじゃない?女らしくしたい子はすればいいじゃん。したくない子の自由も守ってほしいけど。
- 女子の体操着のブルマー廃止と同時に、男子の短パンも廃止し、男女兼用のハーフパンツとする。
ああー、そうね。子どもの安全のためにもいいんじゃないでしょうか。
- 運動会の競技を男女混合にする。
混合でやれる競技はやればいいし、幼稚園だったらまだ分ける必要はないだろうけど、別に無理に一緒にやらせる必要もないんじゃないか?男女混合の騎馬戦とかが、恥かしくなる年頃ってあるだろうよ。
- ロッカーや下駄箱の男女別の禁止。
禁止するっていう発想が嫌。分ける合理性は感じないけどね。名簿が混合になってたら、その通りになるだけじゃないの?
- 小学校教科書の記述を「点検」。「男の子はズボンに女の子はスカートに髪かざり」、「おじいさんは反物売り、おばあさんは家で」、「およめに来て・・・・およめに行く」、「小さなお母さんになってお昼を作る」などの表現をジェンダーフリーに反するものとする。
「小さなお母さん」は何じゃそりゃという気がするけど。小さなお父さんって用例はあるんだろうか。小さなお父さんって何するんだろう。何もしないとか?(笑)およめがダメなら「婿に入る」「お婿さん」はどうなるんだろう。
- 男女別学の公立高校を共学にする。
私は女子校出身ですが、あれはあれで良いところもあると思いますよ。
- 高校入試の合格者数を、男女同数にするよう要求する。
同数であることに意味はないでしょう。差別がないということが大切なのであって。
- 黒や赤などのランドセルの色を家庭が選択することを禁止し、「女男ともに黄色いランドセル」といった、統一色を要求する。
統一色って(唖然)マジ勘弁。私のランドセルはオレンジでしたが、水色だろうがピンクだろうが、それぞれ好きな色を選べばいいじゃん。レッドが好きな男の子だっているだろうし、黒が好きな女の子もいるだろうよ(つーかいたよ、私が小学生の頃)。
なんというか、禁止だの統一だの、押し付けるも押し付けられるのもキライです。いちいち性別に拘らなくたって、ひとりひとりが自由に生きられれば、それでいいんじゃないの?厳然として存在する差別は是正されなければならないと思うし、そのための数値目標(女性管理職30%以上とか)は必要だろうけどさ。規則や法律で人の心を縛れる訳がないんだから。
>Web拍手レス:S吉さん
あなたが性別不明なんじゃ、わたしなんかさぞかし(笑)。まぁ、わたしの”女らしく”なく生きる権利を守るためには、女らしくなりたい人の権利も守らなきゃいけないと思うのよ。
男の子が子ども産みたい……男女の性による違いをなくす方向に行くと、笑い話じゃなくそうなっちゃうかもね。
ジェンダーフリーってのは、性差をなくすんじゃなくて性差別をなくせって話なんだよーっていうのをhttp://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20060523/p1←こちらで読んで、まったくだ!とおもったのでありました。
ジェンダーフリーの話題ついでに、コチラの本もご紹介。「バックラッシュ!〜なぜジェンダーフリーは叩かれたのか〜」これから発売の本だそうです。双風舎という出版社自体が、2003年設立の若い会社なんですね*2。ほぅ。面白そうです。