http://d.hatena.ne.jp/Vr6ubqg/20071211/p2
http://d.hatena.ne.jp/Vr6ubqg/20071130/p1
興味心からそれについて知ろうと思うことは、当事者にとって迷惑なのだろう。絶望を感じた。
絶望までする必要はないんじゃないかなぁ。
とコメントしようと思ったけども、長いので自分のとこでつぶやいてみる。
『前にも似たようなことを書いた気がします』が、
腐女子に対してでも、性的少数者に対してでも、どんな少数派の人に対してでも、
相手に対する思いやりがあれば、
知らないことを知ろうとする態度は、賞賛し歓迎されこそすれ、嫌悪されるものではないんじゃないでしょうか。
『2007-11-25』←こちらや、
『キモオタによる腐女子へのセクハラ侵略は、レズビアンへのセクハラ侵略によく似ている - こんぶダイアリー 武藤三法流華睡葬で往きたい人のブログ』←こちらで言われていることは、
「とにかく何が何でもコミュニケーションを断ちたい、関心を向けられること全てが不快、関わらないでくれ」ではなくて、
ただ「相手への配慮がない人、そしてそれに無自覚な人があまりに多すぎる（特に男性に）（だから関わってほしくない）」っていうことなのではと思います。
というか、私はそう思っています。
セクシャルマイノリティで*1腐女子な私の実感としても、
そういう失礼な輩は男性の方が多かった*2ですが、
じゃあ女性ではそういう人はいないかといったら、そんなことは全くないですし*3。
ただ、その辺は個人の想像力の及ぶ範囲ってどうしても限られてしまうので、仕方ない部分もあるのかもしれません。
知っていれば避けられることってたくさんあるはずなんですよね。
ただ、知っている人を作るためには知らせていかないといけない訳で、
それは性に関することなら学校の性教育を変えることだったり、
腐女子のネタだったらマスコミの取り上げ方を変えさせることだったりで、
一人で成し遂げようとする・一人で戦うには余りに対象が大きすぎる。
だから「どうせ理解できないんだから放っておいてほしい」
「どうせ珍獣扱いされるんだから、わかってる人にだけわかっていてもらえればいい」ってなっちゃうんではないかと。
で、閉じるのが当たり前になってる腐女子界では、
世間に対して積極的に発信していく人がバッシングされているそうですね→『http://d.hatena.ne.jp/m-abo/20071210/1197303697』。
m-aboさんがおっしゃるように、そりゃあマスコミ（編集部）の「男同士なんていうキモいものを愛するキモい腐女子を笑い者にしてやれ」っていう想像力・思いやりが欠如した態度を問題にすべきだろうに。
こう書くと腐女子への視線って、同性愛嫌悪にオタク嫌悪が上乗せされてんだなぁって感じがしますねぇ。そりゃ不利だわ。
まあ、腐女子（やおい好きー）が隠れるのは、版権・著作権だとかいうもののグレーゾーンに生きているっていう認識もあるからな訳ですが。
なんというか、個人個人がほんのちょっと幸せになりたいだけなのに、社会の仕組みと戦わなきゃいけない、その仕組みの大きすぎることを思うと、むしろ私はそっちに絶望感を覚えます。
まあ、こういうことをここで書いていくことが、少しでも世の中を変える力になっているといいなぁと、ささやかに願ってみたりする今日この頃でありますよ。
*1:セクシャルマイノリティと名乗るのって、社会体制に迎合できてしまっている昨今の私の状況を考えると、なんだか申し訳ない感じがしますが。
*2:一回、皮肉を言ったのに通じなかった時には、それこそその相手に絶望しましたけどね。「女同士ってどうやってやるの？」っていうから「それを聞きたいなら、あなた自身は彼女とどうやってセックスするのかを言うべきじゃない？」って言ったら、なんかあいまいにぼかしつつノリノリなレスが返ってきて、うんざりしましたさ。
*3:「同性愛って、純粋な愛って感じがする」とか、いいかげん偏見とか思い込みとかどうにかしてくれと思うような女の子もいた。
