沸騰空穂葛日記

マンガ・アニメ、映画、舞台などの感想を中心に(予定)。フェミニズム、教育・育児ネタなども?

「東浩紀のゼロアカ道場」なるものに参戦してきたよ

来たれ、新人批評家!ゼロ年代のアカデミズム・ブームゼロアカ・ブーム─を牽引する東浩紀が”あなた”を批評家として発見し、育成する!』
 ということで、道場の門を叩いてまいりました。
 上の日記の美人さんとのイタリアン・ランチは、その選考中の4時間ある待ち時間でのことでした。あんまり時間があるんで、行きは護国寺から池袋まで、地下鉄二駅分を歩いちゃいましたよ。おさんぽ大好き。
 会場には、90人強から書類審査で選ばれた50人弱が集まっておりましたが、大半はモテそうにない二十〜四十代オタク男性という感じでした。いや、わざわざ取り消し線ひいてぼかさなくても、きっと自覚あるんだよね、みなさん……というところで、声を大にして言いたい。「オマエらが4時間を空しく放浪している間に、私は美人さんと仲良くランチだったぞ、うらやましいだろう!」(笑)。見た感じ、みんなチキンジェントルマンぽかったもんなぁ。ここに来てるなんて、ある種の奇特な女性なんだから(←ひでぇ失礼だ)、他の三次元女に声かけるよりは成功率高そうだし、積極的にコミュニケーションをはかればいいのに、と既婚者の私は思っておりました。わーっはっは、私は男女両方向に勝ち組ですから!(と、反感を煽ってみる(笑)。いやでも結婚したからって何?勝ちって何?と個人的には思いますが。)
 女性の参加者自体、数えるほどしかいなかったし、私はその中でも悪目立ち(笑)していた自覚はあるので、きっと覚えておられる方も大勢いるんだろうなぁと思います。最前列左端(001番)に座ってた、短い髪で赤い服の、提出書籍にBL小説を持っていったヤツですよ、はい。途中、何度か赤いサングラスをかけましたが、無駄な抵抗だと思い、最終的に放棄しました←中途半端だなぁ、おい。
 ちなみにBL小説を持っていったのはワザとです。当日の選考の課題は明示されてませんでしたが、数日前に「小説を交換して、それを批評して小論文書くんだよ〜」って話を家人にしておりました。その予言が当たりましたね。そういう課題であることを見越して、ライバルは一人でも減らさないとな!と、会場に集まるであろう大半の(オタク)男性への嫌がらせとして(笑)持参したのですが、途中でソレ(須和雪里・作「モザイクリング (ピアスノベルズ)」)を課題としてあえて選択した男性がいて「ツワモノだ……!」と思いましたとさ。まあ須和雪里先生の小説を布教できたということで良しとしよう。あ、須和先生の「あいつ (角川ルビー文庫)」は最高ですよ。思春期の男子の微妙な性への嫌悪と興味を描いています。角川ルビー文庫なのに、BL要素はほとんど(まったく?)ありません。ぜひ男性に読んでいただきたいです。
 で、自分が選んだ本ですが……くじ運がなく、本選びの順番が一番最後だったので、一番書きやすそうな物……!と思って選んだのが同じBLという安直さ。そして中身は後ろからパラパラとめくって「きっとこんな話の展開!」と決めつけて書きました(爆)。
 なので、肝心の評論の内容は、もう、なんていうか、BL読みで批評・評論に関心のある腐女子さんだったら、いまさら書くまでもないようなことをツラツラと安直に無難に、いや語弊があるかもしれないという危惧も抱えつつ強引に力技で書き連ねた感じです。もっと文字数を費やして詳しく説明したいところもあったんですが、そうはいかなかったのが残念です。そして、タイトルは東浩紀道場主のアドバイス通り、キャッチーにあおってみました。ああ、言い訳がいくらでもでてくる(苦笑)。
 っつーか、ひさしぶりに改まった文章を書きましたよ。大学生の頃だったら、こんなに冷や汗かかなかったかも!とちょっと後悔しました。精進します。
 と、自分の中ではいろいろ反省点はあるものの、評価はA(50人中10位以内)をいただき、無事、二回戦へ進出することができました!!ひゃっほい♪
 まあ、ブログ世界をみていると、腐女子や性的少数派な人で私より凄い論客なんて、いっぱいいるよなぁというのが実感なのですが、今回の私の一番の勝因は、男(オタク)世界に頭から突っ込んでいった勇気*1ですかね。次点が、ネタてんこもりな人生(プロフィール)ですね。これは、なかなか真似したくてもできない、経験したくてもできないことなので、ラッキーだと思って、過去につらい思いをした分、元を取ろうと思います(笑)。
 ま、その辺の、ネタと不幸がてんこ盛りのプロフィールだとかは、どうせゼロアカ道場で開示されちゃうんだろう(いや私が自分を売り込むのに利用したんだが)と思うので、ここでも今まで足りなかった自己開示を、おっかなびっくりやっていきたいと思います。
 小中高大と自然と異端児にみられていたので、キャラを自分でたてる必要がなくて、今までイマイチ自分を売り込むのが下手というか「私より他の人に話をさせてあげよう」とか「おとなしく話を聞いてれば無難に事が運ぶ」っていう気持ちが強かったり、自分のことを説明しだすと長くなってメンドクサイので放棄してたりだったのですが、今回はかなり自分を売り込むことを意識してやってます。赤いヘンチクリンな服を着ていったのもワザとだしね。次も同じ服を着ていくつもりです。そんなことしなくても、十分まわりに私の顔は覚えられていきそうだけども。


 と、↑上記のあたりは会場で、ほぼリアルタイムに書いてた文です。今日は帰ってきたら、この日記のプロフィールの仕様変更だとか、連れ合いさんに見せられない日記の削除だとか、前の日記のコメントのお返事だとか、フォロー記事を書いたりだとかするつもりだったのですが、前夜に思い立ってしまって名刺作ったり調べ物したりとはりきってしまったせいで、相当な寝不足なので、ここらで寝落ちようと思います。
 おやすみなさいまし……

*1:というかクソ度胸というか後先考えてないというか怖いもの知らずというか