「おくりびと」のオスカー受賞おめでとう!ということで。今年に入ってからは、まだ映画館で観てないなぁ。
(DVD)
- 「クライマーズ・ハイ」★★★★★
堤真一&堺雅人っていうのは、大変に堪らない、こたえられないキャスティングでございますね、ええ。主人公と上司の関係も壮絶に萌え!でした。
ハリウッドみたいなバカ壮大な映画に比べると、すごく抑えた表現というか、丁寧に心の中の葛藤を描いていて、爽快なオチはないけれど、しみじみと良い映画です。夫は「チェック、ダブルチェック」というキーワードをちゃんと聞いていなかったために、なぜ主人公がそういう決断をしたか・なぜそういうストーリー展開になったかが良く理解できなかったらしく、後から私の説明を聞いて初めて「あの映画、良い映画だね!」と言ってました(^_^;) - 「マリー・アントワネット」★★★★
最近ヴィダルサス〜ンのCMを観ると、ヴェルサイユ宮殿を思い出します(笑)。
この映画は、ある程度の歴史的な予備知識がないと楽しめないのかもしれないな〜。頭の中で情報を補完していかないと、映画の展開についていけなくて、感情移入するまでに至らないんですよね。そういう意味では、あんまり観客に親切な脚本ではないです。フランス旅行前の予習として、夫と一緒に観たんですが、夫は楽しめなかったみたいです。でも、歴史が好きで予備知識があったら、逆に面白く感じられる筋書き・キャラクター設定じゃないかと。ともあれ、画面が豪華!目の保養になります。
(ジェット機上)
- 「おくりびと」★★★★★
泣かされた……!!人の死という重く暗くなりがちなテーマを、時には笑いも交えながら、温かい目線で描いています。あと、ニュースなんかではあまり紹介されていないけど、もう一つの重要なテーマは親子関係ですね。私にとって「ダメな親を許せるか」っていうのは、ホント切実な問題だったので、かなり主人公に感情移入してしまいました。親が子を受け入れる、というシーンもあって、そっちも相当泣かされました。
話は変わりますが、滝田洋二郎監督って、「バッテリー」「陰陽師」「壬生義士伝」辺りを観て、何となくBL・やおい的な雰囲気を撮る監督というイメージがありましたが、今回も山崎努&本木雅弘は萌えでした。ああ〜、たまらんかった!
フランス(パリ)に行く途上で観たんですが、英語字幕で印象的だったのが「困ったことに=I hate myself.」という訳。他の命を頂く行為である食事が”困ったことに”美味しい、という文脈で使われるんですが、そう訳すか〜と、ちょっと面白かったです。 - 「ブーリン家の姉妹」★★★★
英国王ヘンリー八世が、彼女と再婚したいがために、離婚・再婚を禁じるカトリックから英国の宗教を分離独立させたという、愛妾アン・ブーリンとその妹の物語です。普通に展開を追ってるだけでも、それなりに面白いとは思いますが、歴史が好きなら、より楽しめる映画だと思います。これも画面が豪華でしたね〜。ナタリー・ポートマンがとにかく綺麗!魅力的!百合で姉妹萌えがイケル人は、この映画はオススメです。王と姉妹の、ではなく、姉と妹の愛の物語ですよ、これは!!愛だけじゃなく、愛憎の方のドロドロもあるんだけど、最後に残るのはね、やっぱり愛ですよ、うん。えーっと、王様は良い感じにヘタレです(笑)。今度は、その王様とアンの娘である「エリザベス」「エリザベス ゴールデン・エイジ」を観ようと思います(笑)。 - 「Lakeview Terrace」★★★★
悲しいなぁ、人間って悲しいなぁ。区別して差別して、自分の心を守るために必死になって、そんな自分を止められなくって……という、救われない話です。ハリウッド的な、わざとらしい泣かせはないんだけど、なんだか泣けてしまいました。つーか、サミュエル・L・ジャクソン主演ってのがいけないよ、私のツボをついちゃったよ。 - 「ハッピーフライト」
途中で成田に着陸……(T_T)飛行機の中で最後まで観たかった……!!ゆえに未評価です……orz
(TV)
- 「ユメ十夜」★★★
何が何やらシュールすぎて(笑)。や、夢なんだから訳が分からなくていいんだけども。絵面は大変に面白かったけども。とりあえず松ケンはカッコイイというのが良くわかりました。確かに魔性の色気があるよな〜。
これから観たい映画は「ジェネラル・ルージュの凱旋」「誰も守ってくれない」「K-20 怪人二十面相・伝」です。
「ジェネラル……」は、とにかく堺雅人さんが観たい!CM観てるだけでもカッコ良くて堪らんですたい。
「誰も……」は、志田未來ちゃんが……!なんだろう、わたし、ロリショタ属性はないと思うんだけどな〜、最近は志田未來ちゃんとか福田麻由子ちゃんとか、女の子が可愛く見えてくるようになりました。おかしいな。
「K−20」の佐藤嗣麻子子監督って、なんかBL・やおいっぽい記憶を刺激する名前だな……と思ったら、アレか。TVドラマ「YASHA−夜叉−」の監督か。阿部寛×伊藤英明くんだったな。うん、これは観に行くべきだな(笑)。