沸騰空穂葛日記

マンガ・アニメ、映画、舞台などの感想を中心に(予定)。フェミニズム、教育・育児ネタなども?

腐女子(論)からは手を引こうかなと思っていたんだけどね

ゼロアカ道場を通して「わたしみたいに生半可な”自称・腐女子”が手を出すもんじゃないなぁ」と思ったので、今後は一切、腐女子が題材になってるような本(評論など)は買わないつもり&日記も書かないつもりだったんですが。
そんな矢先に、うっかり手にとって爆笑→購入しちゃったのが、この「腐女子取扱説明書」でした(^_^;)


腐女子の生態を説明した「あるあるネタ」が箇条書きになっていて、当てはまる項目にチェックを入れていくと、自分の取説になる(腐女子の実情を知らない人にも理解してもらえる……かもしれないw)、いうシロモノでございます。
が、そこに挙げられているネタが面白すぎ!私が一番笑っちゃったネタはコチラ→「サラリーマン用語で「下からの突き上げにあい、上からも頭を押さえつけられる」ときくと、うっかり萌えてしまうv」その一文を読んだだけでも「この本、買って良かった!」と思いました(笑)。
「あー、あるある!」っていうネタが多かったですが、「さすがにそこまでは!www」っていうネタでも、ちゃんと腐女子のツボと実態をわかってる人が書いてるように感じました。
なにより、しっかり「腐女子は一人ひとり違う生態・性質・性癖を持ってます(全ての腐女子に、全ての項目が当てはまるわけではない)」ということを主張した上で、あえて作者がつぶやくという形で腐女子の説明をしている点に、好感を持ったし、そこに腐女子への愛と理解を感じました。本全体を通して見れば「腐女子の心理・生態を総合的に説明した本」になるんだけど、あくまでも一つ一つは「独白(個人の言葉)」として書かれているという、このバランス感覚。いいよね。
この本を「評論」とは言わないんだろうけど、私の中では一番しっくりくる”腐女子論”でした(笑)。
腐女子腐女子って最近言うけどさ、どんな人なの?」「彼女が腐女子なんだけど、何を考えてるのか時々わからないことが……」って思ってる人にも、読みやすくわかりやすい本だと思います。