沸騰空穂葛日記

マンガ・アニメ、映画、舞台などの感想を中心に(予定)。フェミニズム、教育・育児ネタなども?

その神話の名は母性。どこかにあるユートピア。どうしたら行けるのだろう、教えてほしい。

あけましておめでとうございま……した。
遅ればせながら、本年もよろしくお願いいたします
2009年後半の日記は妊娠ネタばっかりでしたが、今年はふつうにオタクな話題も書けたらいいな〜と思っております。
いや、オタクな話以外も……たぶん。たぶん。おそらく。


とか言いつつ、やっぱりマタニティな話題から(^-^;

和光堂のテレビCM(概要)
(腹を撫でながら、妊婦さんが手紙を朗読する)
「産まれてくるあなたへ
あなたが私のところへきてくれてから
今まで気にとめなかった小さなニュースで胸が痛んだり
夕焼けをみて涙があふれるようになりました
あなたは私にたくさんのことを教えてくれたんだね
はやく会いたいよ」

これを見て、妊婦にありがちな、ただの情緒不安定じゃねぇか(-_-;)なんて思っちゃった私は、母性の欠落した妊婦です(笑)。
マタニティ&ベビーな商売って、すごい勢いで母性というか”幸せなおかあさん像”を押しつけてくるのが鬱陶しい


妊婦って、そんなに幸せなものか?
おめでとうって言ってもらえるのはありがたいし嬉しいけど、正直いって未だに、妊娠したこと・子どもが産まれることの喜びはないんですよね。
妊娠前に「子どもは出来ても出来なくても」って思ってたのと、あんまり変わらない。
それが妊娠したからといって、いきなり愛情なんか湧かないですよ。
自分の腹の中にいるっていっても、しょせんは他人じゃないか。←ヒドい言いぐさ
せっかく産まれてくるんだから、愛情に恵まれた優しい子に、とは思うけど。
子どもは親の愛情を必要とするものだし、その期待には応えたいとも思う。
私自身のためにもね。


しかし、街で幼児・児童をみかけても「この腹から出てくるのが、こういう子どもだったらイヤだなぁ」としか思えないんだよなぁ。
特に男児
性別にとらわれないように……とは思ってるし、”やさしくおとなしい男の子”や”きかん坊で乱暴な女の子”がいるのもわかってるんだけど、いままで塾などで子どもに接してきた経験のせいもあって、どうしても男児には良いイメージが持てないんですよねぇ。
残念ながら、ジェンダーとか固定概念とか、縛られまくってるなぁ、私の頭。
男性と恋愛・結婚をして、少しは克服したかと思ってたんだけど、基本的に”男嫌い”なのは変わってなかったようです。
扱いやすいっちゃ扱いやすいので、仕事上は嫌いじゃなかったけどね、おバカな男児(失礼)。
ただ、個人的な好き嫌いは別だからなぁ。

しかも、そもそも男児女児問わず、子どもって好きじゃないんだよね。
私自身が子どもだった頃から、子どもが嫌いだった(笑)。
今でも、あんまり可愛いと思えない。
他人の子だから、仕事だから、好悪関係なく接してたけど、自分の子に対してはどうなんだろう。
我が子に対して、嫌な感情を持ちたくはないんだけどなぁ。


……とか考えてたら、友人に「産まれてくる子が可哀想」って罵られましたwww
自分でも、良い母親・まっとうな母親・きちんとした母親になれるとは、これっぽっちも思えないから当然ですね。
もちろん、やれることはやるつもりだけど、私が良い・やろうと思ったようにしかできないし、こうすべきって思っても(言われても)私にはできないことの方が多いだろうし。
せめて愛情だけは、惜しみなく存分にたらふく注ぎたいけれど、それも今のところ自信がない。
無条件に「子ども可愛い」って思える人が、皮肉でも何でもなく、心底うらやましいです。
腹の中の人も、私みたいな人間から産まれるのは不本意かもしれないが、そこは運命だとあきらめてもらうしかないよな〜。


こういうことを書くと、また「おまえみたいな無責任な人間が何も考えずに親になるから、子どもが虐待されて死ぬような事件が起こるんだよ」とか言われちゃうんだろうねぇ。
いやぁ、せっかく産まれてくるんだから、愛せるなら愛したいし、お互いに楽しくハッピーな気分で過ごしたいですよ?
ただ、それは希望と理想であって、予測も想像もできないし、確信も自信もないってだけのことで。
私にとって”母性”は、今のところ神話でファンタジーです。
天竺並に遠いぜ。ガンダーラ


ま、今から不安になってても仕方ないか。
それこそ妊婦にありがちな情緒不安定ですね(苦笑)。
いざ産まれてみたら、案外気の合うカワイイ奴だった、という可能性にかけたいと思います。
子どもと一緒に、子どもへの愛情も育つはずさ!きっと!(希望的観測)
CMの妊婦さんとは別の理由で、「はやく会いたい」ですなぁ、まったく。(^_^;)