R-30：ニートになりたい僕たち
これを読んで思い出したのが、今年の正月に急遽開かれた高校の同窓会。
ちなみに、私の出身は中高一貫お嬢様学校＆進学校。
（ただし地方なので、進学校といってもタカが知れてますが）
高校３年のクラス分けは、理系１クラス：国立文系１クラス：私立文系２クラス。
進学せず就職という選択肢は、この高校にはありません。
大半の卒業生は四大へ、少なくとも短大・専門学校には進学するわけです。
で、大学受験に向けてがんばっていた頃の同級生たちは、
大学に行って、社会に出て、働いて、自立して…という夢を
多かれ少なかれ持っていたような気がしたのですが。
高校卒業して１０年経って再会した彼女たちには、
その夢の欠片も残っちゃいませんでした。
曰く。
「合コンでイイ男を落とすテクニック教えてよ！」
「３０になる前に結婚しないと、子供産むのも大変だし」
「結婚もせずに５０にもなって働きつづけてるなんて嫌じゃん」
……がっついてるなぁ、みんな。というのが正直な感想でした。
キミらにとって結婚って、生活保護と同じか？
そうやって腰掛けのつもりで仕事してる女が未だにいるから、
男女平等・雇用機会均等ってのが、建て前になっちゃうんだよ。
どうせ仕事をやめる気なら、学歴社会で働きつづけることを課せられた男に、
君らが入った有名大学の枠を譲ってやれば良かったんだよ。
で、キミらは大学なんか行かずに、料理でも洋裁でも習ってなさい。
その方がよっぽど世の中の役に立つっての。
”いきすぎた”性教育や、ジェンダーフリー教育に反対している人々も、それを望んでるよ？
そうそう。
高校生の頃の授業で「女性と男性のどっちが生きやすいか」みたいな議題で
グループごとに話し合ったことがありました。
「ぜったい男のが楽。生理もないし」という同級生たちに、私が
「女だったら結婚して専業主婦っていう逃げ道があるけど、
男には社会に出て働きつづけて、家族を養っていかなきゃいけないっていう
重荷があるんだよ。ぜったい女の方が楽だって」といったら
「……男の気持ちが良くわかるんだね。そんなの全然考えたコトなかった」と言われました。
そんな風に言ってた人達がね〜、今となってはアレですよ。
ちなみに私は、中高生の時から結婚しないと決めてましたが。
（あ、できないんじゃなくて"しない"ですよ。念のため）
確かに、今の社会は男にも女にも厳しいよ。
だから男に全部おしつけて、自分は楽になりたいって思うのかもしれないけどさ。
そこに愛情はあるか？
どっちかが精神的・肉体的に働くのが困難な状態にあるなら戦線離脱も仕方ないけれど、
そうじゃないなら、一緒に戦えばいいじゃんか。
まあ、結婚が生活保護と同義だったら、愛情もクソもありゃしないんだろうけどさ。
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追記
「大学受験に向けてがんばっていた頃の同級生たちは、
自立を多かれ少なかれ将来の選択肢に入れていた」
……それこそがワタシの幻想だったんだろうな。と、ふと思った。
もしくは、彼女たちはお嬢様育ちで、当時は社会の厳しさを知らず、
社会に出てから初めて「こんなに厳しい世界だったの？耐えられない！」となったか、だな。
