性的越境者マンガの感想をとりとめもなく
こちら↓の感想を読んで、両方買っちゃいました。
http://d.hatena.ne.jp/miyakichi/20070111/1168478349
『放浪息子(6)』(志村貴子、エンターブレイン)感想 - みやきち日記
こういう類の漫画を買うと、ウチの相方*1に「自己投影?ナルシスト?」って、もれなくバカにされますが(苦笑)。
たしかに”男の子になりたい女の子”であるらしき”高槻くん”に共感する部分はある。生理でゲンナリするところとか特に。
まさか自分が結婚妊娠出産するかもしれないなんて思ってなかったから、つい最近まで、生理のたびに「できることなら、MtFの人に私の子宮を譲って有効活用をしてもらった方が、何千倍も少子化の歯止めに貢献できるだろうに」って、ちょー真剣に考えてました。人生ってわからないねぇ。
まぁ私の場合、性別違和は大したことなくて。
いわゆる”女性的”とされる、お化粧とか料理とか恋愛とか結婚(笑)とかに、まるっきり興味がないのは、単なる個人的な趣味嗜好の問題だろうし。
むしろ女性であることにまつわる肉体的・社会的な面倒臭さが嫌だったのと、男っぽい方が女の子にモテる(笑)*2ということを学習した結果としての異性装でありトランスジェンダー*3だったので。
「自分の本来の性別は男だから、自分の体の性を男に修正したい」とは全く思わないし、むしろ「男なんぞになりたくはない」と思ってたからなぁ。
これで「私はFtMだ」と主張するとしたら、まぁなんて邪道な、ってところですかね。
強いて言うなら「男でも女でもありたくない」状態だったというか、「男でいるのも女でいるのも面倒臭ぇ」というか。
今もけっこう、そういうところはありますけどね。
最近、バリバリ生理の真っ最中に、婚約者さんに「いま男モードの顔つきしてるよね」って言われましたし。
おかしーな〜、もう女の偽装が剥げてきたか?(爆)
そんな話はともかく。
”高槻くん”は、見た目も性格もカッコイイし、運動もできるし、たぶん勉強も結構できるというか頭脳明晰な人で、非の打ち所のない、いうなれば”白馬の王子様”系*4キャラな訳で、そりゃあナンパもされるだろうし惚れられるだろうってなモンですが、その”高槻くん”に自分を投影するには、残念なことに、私の容姿はそこまでカッコ良くはないので、ナルシストっていうより、なんというか、みじめ?くやしい?気持ちの方が強かったやもしれませぬ。
私は、どちらかといえば運動神経鈍い方だったしね。特に長距離は無理。冬は必ずマラソンの後に風邪をひくモヤシっ子ぷりでしたよ、ええ。
そう考えると、”女の子になりたい男の子”の方の、”美少女・二鳥くん”の同志の”マコちゃん”の方が近い気分なのやも。いいなぁ、うらやましいなぁ、っていう。
ああ、そういえば。
私はずっと「ニューヨーク・ニューヨーク」が「リアルなゲイの話」って評価なのが納得いかなかったんですが、私にとっては美男美女の物語より同性同士の物語の方が身近だから、美男(美少年・美少女)同士が主人公だと「そんなにうまくいくか!てやんでぃ」ってヒガミが入っちゃうのかもしれないなぁ。
どっちも基本路線が少女マンガで、私の土壌にないものだっていうのもありますが。
やだねぇ、心が貧しくって。
そんな心貧しい私が、二ヵ月半したら白無垢+綿帽子*5で結婚式ですよw (-。-)y-゜゜゜
そして婚約者さんの方がマリッジブルーになってましたよ(笑)。ま、がんばれ。←ひでぇー