ゼロアカ道場にも参戦したことですし、これからは読んだものについて、マメに書評でも書いてみようと思います。ということで、手始めに「よしながふみ『きのう何食べた?』のレビューを読んだら面白かった - 沸騰空穂葛日記」の続きを。
とりあえず、料理の話は読み飛ばしました(笑)。
だって!数式より頭に入ってこないよママン!
すごいね!マンガを描く人って料理が好きで上手い人が多い印象があるけど、わたしの周りが特殊なんだろうか。
しかし、驚くべきことに、料理でストレスや鬱憤がリセットされる人って、実際にいるんだよねぇ。わたしの場合、むしろストレスがたまっちゃいそうだ(^_^;)
「食事の楽しみ」をわかってないので、手間のかかる料理って「なんで、こんなシチメンドクセェことをしてるんだろう」って気分になっちゃうんですよねぇ。私、毎日の食事が全部パンでも苦にならない人なので。
洗い物をする方が、何倍も気が楽だ。いや、それも嫌いだけども。できる限りやりたくない(笑)。やらなきゃいけないからやるけども。
物事に取り組む動機として「やったら楽しい」っていう快感の報酬があるのが一番いいんだろうけど、私の中にはせいぜい「やらなかったら不快」っていう動機しかないなぁ、洗いものに関しては。
「(私は)やるのが不快で面倒でも、やらなかったら(他の人はもちろん、私自身もいずれ)不快になって困る」から洗い物はやるけど、料理なんか「やらなくても(私は)困らない」のに、何で面倒な思いをわざわざしなきゃならないのかと思っちゃいます。だからやれない・やらない(爆)。
食費を安くするっていうならまだしも、高い食材使ってやる必要性なんか、まったく感じられないんですよねぇ。と我が連れ合いさんの料理を見ていて思う。私は、根本的にグルメじゃないんですよね。子供のころから家庭で美味しい食事をしてこなかったんで。今でも、口に入ってお腹が満たされればいいと思ってます。連れ合いさんは、子供のころから、そんじょそこらの店には負けないぐらい美味しいお母様の手料理を毎日食べてきて、そもそも舌が肥えてるんですよ。そういうお母さんと一緒にやってたから料理も好きなんだろうし。
世の中的には、いまだに『料理が上手なお嫁さん』が理想なんだろうが、それで言うなら、私は良い嫁をもらいましたよ、ええ。断じて私は嫁にはなれねぇ。せめて『あなた作る人、わたし片付ける人』ということで勘弁してほしい心持ち。
しかし、よしながふみさんは(多分)当事者じゃないのに、これだけのことを描けるって、相当しらべたり勉強したり綿密にやったんだろうし、想像力もフル回転させたんだろうなと思います。
たしかにゲイであるが故のキツい状況ばっかり出てきて身につまされて辛かったり考えさせられたりするんですが、まあ、そういう生活面をみせるBLって、寡聞ながら私はあまり知らないし、存在意義のある漫画であろうと思います。
こうして、内容や描写・描線*1が緻密に表現されているマンガとか、私の頭ではぜんぜん整理されてなかったり、考えもつかなかったりすることが的確に明確に言語化されているブログとか読むと、みんな、あたまいいな〜( ゚д゚)って思います。
特にブログだと、すごく尊敬の念が沸くとともに、日本ってスゲェ人が市井にいっぱいいるんだなぁ、ということを実感します。
わたしは、自分をバカだと思ったことはあんまりないし、むしろ頭良いし理屈っぽい方だと(いけしゃあしゃあと(笑)思ってるけども、それでも「かなわないなぁ!」って思う人が世間にはたくさんいて、そんな世界に生きてることは幸福だと思うし、好きだし、楽しいなぁと思いますですよ。
*1:よしながさんのは、こっちの意味ではあんまり緻密さを感じないけども。