沸騰空穂葛日記

マンガ・アニメ、映画、舞台などの感想を中心に(予定)。フェミニズム、教育・育児ネタなども?

続けることの難しさ

10/31〆切のミュージックレインスーパー声優オーディション*1に応募しました。あーっはっはっは。先日の「撮影会」は、これ用の写真を撮るためでした。
最初は、声優志望の友人に「こんなオーディションがあるらしいよー」って紹介したんですが、気がついたら自分もやってましたよ(^^;
演技することとか、人前に立つことって割と好きな方ですし、自分としても興味があって「やりたい!」と思ってた分野だったので、応募してみて良かったです。二次選考に進めるか、合格するかはともかく。
前から「声優になりなよー」って友人からも良く言われてましたしね。高校の時は「宝塚に入りなよ!」って言われた事もあります*2。「先輩って声楽やるんじゃなかったんですか?」とも言われたなぁ。


で、応募用に歌やセリフをMDに録音して送らなければいけなかったんですが、セリフの読み方とか、歌とか、何度も友人に聞いてもらって、とり直しました。

私の場合、小説でも原作でもなんでも、ともかく書いてる最中から目の前で人に読んでもらいます。でもって、反応をみるとだいたい面白いかどうかわかる。
(中略)そういうパートナーが近くにいることって、作り手には大事なんじゃないかなぁ。

ええ、本当に大事です。痛感しました。自分で話を書くときも、よく途中で読んでもらったりしてますが、今回は特に。客観的な意見をもらえなかったら、きっととんでもないシロモノになってたと思います。カラオケやセリフの録音に付き合ってくれた友人に心から感謝。


MDに録音された自分の下手な読みを聞いて、改めて声優さんってスゴイ表現力を持ってるんだなぁと思いましたね。抑揚をつけすぎて、かえって淡々と読むのが難しかったり。声を作りすぎたり。いっぱい友人からツッコミ(という名のアドバイス)を食らいました。
歌も、ド下手でしたね〜。こっちも、さんざんにツッコまれました。
自分の声を録音して聞くのは初めてじゃないんですが、歌は撮ったことなかったので、あまりにもイメージ通りに歌えてなくて驚きました。
それに何といっても日ごろの練習不足!ですね。カラオケで、ひさしぶりに長時間歌ってたら、小中高と合唱部で日々全力で歌ってた頃に使ってた筋肉が痛くなりました(笑)。声量も落ちてるだろうし、音程などの調節も鈍くなってるんだろうなぁ。
で、いざ録音となっても、一度目に撮った歌より、二度目、三度目にとり直したものの方が、格段に上手いんですよ。
絵でも文章でも、勉強でも、何でもそうだと思いますが、やっぱり「継続は力なり」なんですよね。続ければ上手くなる、上手くなったら嬉しくて好きになる、好きだから続ける。
そこに「誉められる」が加わると、誉められたら嬉しい〜やる気になる(もっとやる)〜上手になる〜嬉しい〜好きになる〜さらに続けられる〜もっと上手になるというように、ホントに良い循環が生まれるんだと思います。
逆に、たとえば勉強が嫌いな子というのは、わからないまま授業が進んでしまったり、親や先生から「こんなこともわからないの!」「そんなこと覚えても意味ないでしょ」って怒られたりして、つまらなくなって、やる気がなくなって、もっと誉められなくなって、嫌いになってしまうんじゃないでしょうか。誰でも誉められたいはずだし、できれば嬉しいし楽しい、楽しかったらやりたくなるし好きになるはずだと思うんです。
勉強嫌いな子がたくさんいるということは、今の学校には、そういう良い循環を作ってあげられる環境がないんでしょうね。
学力低下がどうとか騒ぐ前に、まず「学ぶことを楽しめる子・学ぶことが好きな子」に育ててあげようって大人が認識することが大切なんじゃないでしょうか。


そういう意味で、私は凄く良い友人に恵まれたと思います。「今さら声優志望?バッカじゃないの?」なんて言わないで、「いいね!やりなよ!」ってスゴイ勢いで後押ししてくれて、「今の良かったよ!」「ここ、もっと抑えて歌ってみたら?」って誉めたりアドバイスをくれて。
私も、そういう風に、誰か*3を応援してあげられる人になりたいなぁと思いました。

*1:ソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社が主催

*2:部活はコーラス部(アルト)で、文化祭のミュージカルでは毎年男役やってました。

*3:仕事では子供たち