沸騰空穂葛日記

マンガ・アニメ、映画、舞台などの感想を中心に(予定)。フェミニズム、教育・育児ネタなども?

考えることの難しさ

別にこんなのはヒトラーが特別な悪人だったと言うわけじゃなく
油断すると人間は誰でもこーゆーふうに物事を考えてしまうものなのだと思う。
(中略)
この本、ドイツでは禁書だと言うけれど(今でもそうなのかな?)
それってとてももったいない。この本から学べることは沢山あるはずだ。
失敗や、汚いものから目をそむけたってそれがなくなるわけじゃないし
見つめなおすことで、これから同じような自体を避けることができるかもしれないのに。

その結論に至る前に、鰐鷹エルさんがヒトラーがどうしてそういう事を考えるようになったかを推測してらっしゃるんですが、すごく納得しました。ああ、私がそうなる可能性もあるんだな、と。まだ実家の財産は食いつぶしてないですけどね(苦笑)。まあ似たようなモンかと。

ここしばらく「見えるものは書ける」とかいう話をしてますが、「そんなものは自分とは無関係だ」といって直視しない人ほど、見えてないから流されて、そこへ突っ込んでっちゃうんじゃないかと思います。
自分に引きつけて考えることが、臭いものに蓋をしたり、切り捨ててしまうよりも、同じ過ちを繰り返さないために必要なことなはずなんですが。

……なんて話を、3年半前にもしてたみたいです。掘り返してきました>命日 - 沸騰空穂葛日記

でも、何か事件が起こるたびに、メディアに出てくる人たちは、どこか自分と違う・変わった・奇妙なところを探して、安心しようとするんですよね。その方が楽ではあるんでしょうが。それって、どうなのさ。という話↓。
佐世保の事件 - 沸騰空穂葛日記
差別と偏見を乗り越えるもの - 沸騰空穂葛日記
事件の度に - 沸騰空穂葛日記

という訳で、いままで考えていたことを再確認でした。
なんとなくで書いてきた日記ですが、長く続けていると、見えてくる主張があるもんですね。

蛇足)そうか、下の日記でも同じコトやってますが、私にとってのはてなダイアリー(というかトラックバック機能?)って、遠くから「そうそう!そうですよね!」って手を振るためにあるのかもしれないです(笑)。