話は変わっていないようで変わりますが。
現在、『GetBackers』は、物語の最終章に突入!という状況になっています。で、最終章になってから登場した、主人公の前に立ちはだかる敵側に回った父親*1が「強く思うことは現実になる・現実を引き寄せる」と事あるごとに言っているのです。で、その考え方について別のキャラ*2が「オカルトとか宗教みたいな」って評しているのですが、私はあながち迷信やカルト宗教でもないんじゃないかなと思ってます。
たとえば最初っから「できない」と思ってたら、やろうとしないから、結果として「できない」訳ですよね*3。「あれがあったらいいな」って強く思っていたら、気がついたら自分が作っている*4なんてのも同じかと。
私の大好きなある作家さんが「棚からぼた餅が落ちてくるかな?と思って、下で待っていて、なおかつ取るためにバタバタとあがいていたら、そのうち落っこちてきて、ぼた餅が食べられるかもしれない。でも、何もせずにあきらめちゃったら、ぼた餅を手に入れる可能性はそこでゼロになる」と書いてたのですが、私も本当にそうだと思います。
因果律というと仏教チックですが*5、現実というのは、いろんな要素が絡まりあって今の状態が導き出されている訳で。その中でもイメージする・考える・思うというのは、その人の行動と、それによって導かれる結果に大きく影響するんじゃないかと思います。
別に「夢を追いかけよう!」って意識をするという話ではなく。夢とか理想とか目標って明確に思っていなくても、ふとした瞬間に「あ、これ!」「あ、ちょっとやってみよう」って反応できるか、テレビのチャンネルを知りたい情報にあわせられるか、ひざ下の境界線を越えるために少しの勇気を出せるかどうか*6、そんなささやかな積み重ねなんじゃないかなぁと。
そんなことを、id:michiakiさんの「犬とデカルト」を読みながら、頭の端っこで考えてみたりしてました*7。